カニは冬のイメージが強い食材ですが、夏に食べても美味しく味わえます。
冷凍のカニは通年で手に入りますし、冷房で冷えた体には温かい中華が合います。
この記事では、夏のカニを中華で楽しむ3つの献立を紹介します。
この記事でわかること
・夏向きの中華献立3パターン
・カニを中華に使う下ごしらえ
・さっぱり食べられるアレンジ
・合わせる飲み物と食器
結論:3つの方向性で組み立てます
| 献立 | 主菜 | 向く場面 |
|---|---|---|
| ほっこり温菜 | カニと豆腐のとろみスープ | 冷房で冷えた日 |
| スパイシー | 香辣蟹(シャンラーシエ) | お酒に合わせたい日 |
| ごちそう | カニ爪の唐揚げ | 来客・パーティー |
献立1:ほっこり温菜
冷房で冷えた体を温める構成です。夏こそ温かいものが体に合うことがあります。
| 品目 | 料理 |
|---|---|
| 主菜 | カニと豆腐のとろみスープ |
| 副菜 | カニ玉 |
| 副菜 | 青菜の炒めもの |
| 主食 | 中華風炊き込みご飯 |
カニと豆腐のとろみスープ
材料(2人分)
- カニのほぐし身:100g
- 絹ごし豆腐:1/2丁
- 鶏がらスープ:600ml
- 卵:1個
- 水溶き片栗粉:大さじ2
- ねぎ・生姜:適量
作り方
- 鶏がらスープを沸かし、生姜を加える
- 豆腐を崩しながら入れる
- カニのほぐし身を加える
- 水溶き片栗粉でとろみをつける
- 溶き卵を回し入れ、ふんわり固まったら火を止める
カニは最後に近いタイミングで加えてください。煮込むと風味が飛びます。
とろみをつけてから卵を入れると、きれいに散らばります。
カニ玉
作り方はカニ玉の作り方で解説しています。
夏は餡を少なめにして、さっぱり仕上げるのもおすすめです。
青菜の炒めもの
小松菜やチンゲン菜で作れます。強火で短時間が基本です。
- 青菜を洗い、水気をしっかり切る
- 茎と葉に分けて切る(火の通りが違うため)
- 油を熱し、ニンニクを炒める
- 茎から先に入れ、20秒後に葉を加える
- 塩と鶏がらスープの素で調える
水気が残っていると、炒めても蒸し焼きになります。べたつく原因です。
中華風炊き込みご飯
カニの出汁を活かせます。殻がある場合は、煮出した汁を使ってください。
- 米:2合
- カニのほぐし身:100g
- 鶏がらスープ:適量(水の代わりに)
- 生姜の千切り:1かけ分
- 醤油:大さじ1/酒:大さじ1/ごま油:小さじ1
カニは炊き上がってから混ぜてください。一緒に炊くと風味が飛びます。
生姜は炊き込んで構いません。
献立2:スパイシー
ピリ辛のタレでカニを楽しむ、大人向けの構成です。
| 品目 | 料理 |
|---|---|
| 主菜 | 香辣蟹(シャンラーシエ) |
| 副菜 | 空芯菜の炒めもの |
| 汁物 | 鶏ひき肉のふわふわスープ |
| 主食 | 白米またはジャスミンライス |
香辣蟹(シャンラーシエ)
殻付きのカニを揚げて、辛味のタレを絡めた料理です。殻の香ばしさが加わります。
材料(2人分)
- カニ(殻付き・ぶつ切り):500g
- 片栗粉:適量
- ニンニク・生姜・ねぎ:各適量
- 鷹の爪:2〜3本
- 醤油:大さじ2/オイスターソース:大さじ1/黒酢:小さじ1
作り方
- カニを流水で洗い、水気を拭き取る
- 塩・酒・こしょうで下味をつけ、10分置く
- 片栗粉をまぶし、170℃の油で揚げる
- 別のフライパンで香味野菜と鷹の爪を炒める
- 調味料を加え、揚げたカニを絡める
揚げ時間は2〜3分で十分です。カニはすでに火が通っているため、長く揚げると身が縮みます。
殻に水分が残っていると油がはねます。しっかり拭き取ってください。
空芯菜の炒めもの
強火で一気に炒めるのがコツです。弱火だと水が出て、べたつきます。
- 空芯菜を洗い、水気をしっかり切る
- 油を熱し、みじん切りのニンニクを炒める
- 強火で30秒ほど一気に炒める
- 塩と鶏がらスープの素で味を調える
鶏ひき肉のふわふわスープ
鶏豆花(ジードーファー)と呼ばれる、おぼろ豆腐のような口当たりのスープです。
材料(2人分)
- 鶏むねひき肉:150g
- 卵白:1個分
- 水:100ml/水溶き片栗粉:大さじ1
- 鶏がらスープ:600ml
- 塩・こしょう・生姜汁:適量
作り方
- ひき肉に塩・こしょう・生姜汁を加え、よく練る
- 卵白・水・水溶き片栗粉を加えて混ぜる
- 鶏がらスープを沸かす
- タネを少しずつ流し入れる
- かき混ぜず、ふわっと固まるまで待つ
入れた直後にかき混ぜると、バラバラになります。固まるまで触らないでください。
スパイシーな香辣蟹と合わせると、口の中がリセットされます。
献立3:ごちそう
来客時やパーティーに向く構成です。見た目にも華やかになります。
| 品目 | 料理 |
|---|---|
| 主菜 | カニ爪の唐揚げ |
| 主食 | カニあんかけチャーハン |
| 副菜 | たたききゅうり |
| 汁物 | 酸辣湯(サンラータン) |
カニ爪の唐揚げ
手に持って食べられるため、パーティーに向きます。
- カニ爪を解凍し、水気を拭き取る
- 塩・こしょう・酒で下味をつける
- 片栗粉をまぶす
- 170〜180℃で2〜3分揚げる
エビのすり身をまとわせると、より豪華になります。すり身に卵白と片栗粉を混ぜ、カニ爪に付けてから揚げてください。
たたききゅうり
揚げ物と合わせると、口直しになります。
- きゅうりを麺棒で叩き、食べやすく割る
- 塩をふって10分置き、水気を絞る
- ごま油・酢・醤油・おろしニンニクで和える
酸辣湯(サンラータン)
酸味と辛味で食欲が戻ります。揚げ物の献立に合わせると、バランスが取れます。
- 鶏がらスープ:600ml
- トマト:1個/卵:1個
- きのこ・たけのこ:適量
- 酢:大さじ2/醤油:大さじ1/ラー油:適量
- 水溶き片栗粉:大さじ2
作り方
- スープを沸かし、具材を加える
- 醤油で味を調える
- 水溶き片栗粉でとろみをつける
- 溶き卵を回し入れる
- 火を止めてから酢を加える
酢は最後に入れてください。加熱すると酸味が飛びます。
ラー油は好みで調整します。
さっぱり食べたいとき
暑さで食欲が落ちている日は、冷たい中華も選択肢になります。
| 料理 | ポイント |
|---|---|
| カニとキクラゲの中華和え | 食感の対比が楽しめる |
| カニ和え麺 | 冷やした中華麺にほぐし身を乗せる |
| 冷やしカニ玉 | 餡を冷やしてかける |
冷たい料理にはポーションが向いています。殻をむく手間がなく、そのまま使えます。
詳しくはカニのポーションとは?種類と選び方で解説しています。
カニの下ごしらえ
殻付きは洗ってから使う
殻の表面には汚れが付いていることがあります。流水でしっかり洗ってください。
揚げ物に使うなら、水気を完全に拭き取ってください。水分が残っていると油がはねます。
解凍は冷蔵庫で
冷凍のカニは冷蔵庫で12〜24時間かけて解凍します。常温や電子レンジは避けてください。
詳しくは冷凍カニの食べ方と解凍方法で解説しています。
形態で使い分ける
| 形態 | 向く料理 |
|---|---|
| ほぐし身 | スープ・カニ玉・チャーハン |
| ポーション | 和えもの・冷たい料理 |
| 殻付き | 香辣蟹・揚げもの(殻の香りが出る) |
| カニ爪 | 唐揚げ |
合わせる飲み物と食器
飲み物
| 飲み物 | 特徴 |
|---|---|
| ジャスミン茶 | 油を流す。香りが料理を邪魔しない |
| 烏龍茶 | 同上 |
| 紹興酒 | 温めると体が冷えにくい |
| ビール | スパイシーな献立に合う |
冷たい飲み物を飲みすぎると、体が冷えます。温かいお茶を挟むと、胃腸への負担が減ります。
食器
ガラスの器や、涼しげな色の食器を使うと季節感が出ます。
温かい料理には陶器、冷たい料理にはガラスというように、温度で使い分けると食卓にメリハリが出ます。
デザート
| デザート | 特徴 |
|---|---|
| 杏仁豆腐 | さっぱりして口直しになる |
| マンゴープリン | 夏らしい |
| ライチ | 冷やして出す |
よくある質問
夏にカニを食べてもいいですか?
問題ありません。冷凍のカニは通年で流通しています。冷房で冷えた体には、温かい中華が合うこともあります。
どの形態を買えばいいですか?
料理によります。スープやチャーハンならほぐし身、和えものならポーション、揚げものなら殻付きが向きます。
香辣蟹の揚げ時間は?
2〜3分で十分です。カニはすでに火が通っているため、長く揚げると身が縮みます。
空芯菜がない場合は?
小松菜やチンゲン菜で代用できます。強火で一気に炒めるという点は同じです。
カニは煮込んでいいですか?
おすすめしません。風味が飛びます。スープなら仕上げに近いタイミングで加えてください。
青菜がべたつきます
水気が残っているのが原因です。洗った後にしっかり切ってください。また弱火だと蒸し焼きになるため、強火で短時間が基本です。
鶏豆花がバラバラになります
入れた直後にかき混ぜているのが原因です。タネを流し入れたら、固まるまで触らないでください。
酸辣湯の酸味が弱いのですが
酢は火を止めてから加えてください。加熱すると酸味が飛びます。
紅ズワイガニでも作れますか?
作れます。殻が薄く出汁がよく出るため、スープには向いています。価格も抑えられます。
まとめ
| 献立 | 向く場面 |
|---|---|
| ほっこり温菜 | 冷房で冷えた日 |
| スパイシー | お酒に合わせたい日 |
| ごちそう | 来客・パーティー |
覚えておくことは3つです。
- カニは煮込まない(仕上げに加える)
- 形態で使い分ける(スープはほぐし身、揚げものは殻付き)
- 夏こそ温かいものが体に合うことがある