北海道を代表する味覚、毛ガニ。濃厚なカニ味噌と繊細な身の甘みは、カニ好きを虜にします。
本記事では、毛ガニの茹で方と食べ方を完全ガイドします。
毛ガニの茹で方
材料
- 毛ガニ:1〜2杯
- 水:カニが浸かる量(約3〜4L)
- 塩:水の量の3〜4%(3Lなら約100g)
茹で方の手順
- 大きな鍋に水を入れ、塩を加えて海水程度の濃さにする
- 沸騰させる
- 毛ガニを甲羅を下にして入れる(味噌が流れ出るのを防ぐ)
- 再沸騰してから15〜20分茹でる
- 茹で上がったら甲羅を下のまま冷ます
茹で時間の目安
| 毛ガニのサイズ | 茹で時間(再沸騰後) |
|---|---|
| 300〜400g | 15分 |
| 400〜500g | 18分 |
| 500g以上 | 20分 |
冷凍毛ガニの解凍方法
冷凍のボイル毛ガニは、すでに茹でてあるので解凍するだけで食べられます。
おすすめ:冷蔵庫で自然解凍
- 毛ガニを新聞紙やキッチンペーパーで包む
- ビニール袋に入れ、甲羅を下にして冷蔵庫へ
- 12〜24時間かけてゆっくり解凍
急ぐ場合:流水解凍
- 毛ガニをビニール袋に入れて密閉
- ボウルに入れ、流水を当て続ける
- 30分〜1時間で解凍
毛ガニのさばき方
手順1:脚を外す
- 毛ガニを裏返しにする(腹側を上に)
- 脚の付け根を持ち、根元から折るように外す
- 8本の脚とハサミ2本を外す
手順2:甲羅を外す
- 「ふんどし」と呼ばれる腹部の三角形の部分を外す
- 甲羅と胴体の間に指を入れる
- 甲羅を持ち上げるように外す
手順3:エラ(ガニ)を取る
- 胴体の両側についているヒダヒダ(エラ)を取り除く
- エラは食べられないので必ず除去
手順4:胴体を割る
- 胴体を半分に割る
- さらに食べやすい大きさに割る
- 脚はキッチンバサミで切り込みを入れると食べやすい
毛ガニの美味しい食べ方
カニ味噌を堪能する
毛ガニの醍醐味は、なんといっても濃厚なカニ味噌。甲羅に入ったカニ味噌は、そのままスプーンですくって食べましょう。
身をカニ味噌につけて食べる
脚や胴体からほぐした身を、カニ味噌につけて食べると絶品です。
〆の甲羅酒
カニ味噌を食べ終わった甲羅に日本酒を注ぎ、軽く温めます。カニの旨みが溶け出した、贅沢な熱燗の完成です。
毛ガニを美味しく食べるコツ
- 茹でるときは甲羅を下に:味噌が流れ出るのを防ぐ
- 解凍はゆっくり:急ぐとドリップが出る
- 冷やしすぎない:常温〜少し冷たい程度が美味しい
- カニ味噌は最後の楽しみに:身を食べてから堪能
まとめ
毛ガニを美味しく食べるポイント。
- 茹でるなら塩分3〜4%、甲羅を下に
- 冷凍なら冷蔵庫でゆっくり解凍
- エラは必ず取り除く
- 〆は甲羅酒で
北海道の味覚・毛ガニを、余すことなくお楽しみください。