ふわふわの卵にとろ〜り甘酢餡をかけたカニ玉(芙蓉蟹)。中華料理店の定番メニューを、自宅で作ってみませんか?
本記事では、カニ玉の作り方を詳しく解説します。ふわふわに仕上げるコツと、美味しい餡の作り方をお伝えします。
カニ玉の材料(2人前)
卵の材料
- 卵:4個
- カニのほぐし身:100g
- 長ねぎ:1/4本(みじん切り)
- しいたけ:2個(薄切り)
- 塩:小さじ1/4
- 胡椒:少々
- サラダ油:大さじ3
甘酢餡の材料
- 水:150ml
- 鶏がらスープの素:小さじ1
- 醤油:大さじ1
- 酢:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- ケチャップ:大さじ1
- 片栗粉:大さじ1(水大さじ2で溶く)
- ごま油:小さじ1
ふわふわカニ玉に仕上げる3つのコツ
1. 卵は混ぜすぎない
卵を泡立て器でよく混ぜると、空気が入りすぎてスポンジ状になってしまいます。箸で白身を切るように軽く10回程度混ぜればOK。
2. 油は多めに使う
中華料理店では大量の油で揚げ焼きにしています。家庭では大さじ3程度の油を使い、卵をふんわり焼き上げましょう。
3. 火加減は強火→中火
最初は強火で一気に焼き始め、表面が固まってきたら中火に落とす。こうすることで外はふんわり、中は半熟に仕上がります。
カニ玉の作り方
手順1:餡を作る
- 小鍋に水、鶏がらスープの素、醤油、酢、砂糖、ケチャップを入れる
- 中火にかけ、沸騰させる
- 火を弱め、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける
- ごま油を加えて火を止め、保温しておく
手順2:卵液を作る
- ボウルに卵を割り入れ、箸で軽く混ぜる
- カニの身、長ねぎ、しいたけを加える
- 塩、胡椒で味を調え、さっくり混ぜる
手順3:焼く
- フライパンにサラダ油を入れ、強火で熱する
- 油から薄く煙が出たら、卵液を一気に流し入れる
- 周りが固まってきたら、箸で大きくかき混ぜる
- 半熟状態になったら中火に落とす
- 形を整え、両面を軽く焼く
- 皿に盛り、温めた餡をかけて完成
餡のバリエーション
甘酢餡(定番)
上記の基本レシピ。甘酸っぱい味わいが卵とカニによく合います。
塩餡(あっさり)
- 水:150ml
- 鶏がらスープの素:小さじ1
- 塩:小さじ1/2
- 胡椒:少々
- 片栗粉:大さじ1
- ごま油:小さじ1
カニの風味を活かしたいなら、あっさり塩味がおすすめ。
カニ味噌餡(濃厚)
甘酢餡にカニ味噌(大さじ1)を加えると、より濃厚な味わいに。
天津飯にアレンジ
カニ玉をご飯にのせれば、天津飯の完成です。
天津飯の作り方
- どんぶりにご飯を盛る
- 焼いたカニ玉をご飯の上にのせる
- 温めた餡をたっぷりかける
- お好みでグリーンピースをのせて完成
ポイント:餡は多めにかけた方が美味しいです。
よくある失敗と対処法
Q. 卵が硬くなった
A. 火が強すぎたか、焼きすぎが原因です。半熟状態で仕上げ、餡の熱で余熱調理しましょう。
Q. 卵がバラバラになった
A. かき混ぜすぎが原因です。大きく2〜3回混ぜる程度にしましょう。
Q. 餡がダマになった
A. 水溶き片栗粉を入れる前に火を弱め、少しずつ加えながら混ぜましょう。
まとめ
カニ玉をふわふわに仕上げるポイントは3つ。
- 卵は混ぜすぎない(箸で軽く10回程度)
- 油は多めに使う(大さじ3)
- 強火で始めて半熟で仕上げる
とろ〜り餡をかければ、カニの旨みが引き立つ絶品カニ玉の完成。ぜひ本格中華の味をお楽しみください。