カニの甘みと香ばしいご飯が絶妙にマッチするカニチャーハン。中華料理店で食べるようなパラパラの仕上がりを、家庭でも再現できます。
本記事では、カニチャーハンの作り方とパラパラに仕上げるコツを詳しく解説します。
カニチャーハンの材料(2人前)
基本の材料
- ご飯:茶碗2杯分(約400g)※冷やご飯がベスト
- カニのほぐし身:100〜150g
- 卵:2個
- 長ねぎ:1/2本(みじん切り)
- サラダ油:大さじ2
- ごま油:小さじ1
調味料
- 塩:小さじ1/2
- 鶏がらスープの素:小さじ1
- 醤油:小さじ1
- 白胡椒:少々
パラパラチャーハンに仕上げる5つのコツ
1. ご飯は冷やご飯を使う
炊きたてのご飯は水分が多く、ベチャッとしやすいです。冷蔵庫で冷やしたご飯か、前日の残りご飯を使いましょう。
冷やご飯がない場合は、温かいご飯を皿に広げて10分ほど冷ますと良いでしょう。
2. 卵は先にご飯と混ぜる(卵かけご飯方式)
パラパラに仕上げる裏技は、先に卵とご飯を混ぜておくこと。ご飯の粒が卵でコーティングされ、くっつきにくくなります。
3. フライパンは十分に熱する
フライパンから薄く煙が出る程度まで熱してから調理を始めます。温度が低いとご飯がくっついてしまいます。
4. 一度にたくさん作らない
家庭のコンロでは火力が弱いため、2人前が限界です。それ以上作る場合は、分けて調理しましょう。
5. 手早く炒める
炒める時間は2〜3分が目安。長時間炒めると水分が出てベチャッとします。
カニチャーハンの作り方
下準備
- 冷やご飯をほぐしておく
- 卵を溶いて、ご飯と混ぜ合わせる(卵かけご飯状態に)
- 長ねぎはみじん切りにする
- カニの身をほぐしておく
- 調味料を合わせておく
作り方の手順
-
フライパンを熱する
フライパンにサラダ油を入れ、強火で熱する。薄く煙が出るまで待つ。
-
卵ご飯を入れる
卵を混ぜたご飯を一気に入れる。最初は触らず、10秒ほど待つ。
-
ご飯をほぐす
木べらでご飯を切るように混ぜ、ほぐしていく。フライパンを振りながら炒める。
-
長ねぎを加える
ご飯がパラパラになってきたら、長ねぎを加えてさっと炒める。
-
カニを加える
カニの身を加え、崩れないように軽く混ぜる。
-
調味料を加える
鍋肌から醤油を回し入れ(香ばしさが出る)、塩、鶏がらスープの素、白胡椒で味を調える。
-
仕上げ
ごま油を回しかけ、全体をさっと混ぜたら完成。
カニチャーハンのアレンジレシピ
レタス入りカニチャーハン
材料:レタス2〜3枚(手でちぎる)
仕上げの直前にレタスを加え、さっと炒める。シャキシャキ食感がアクセントに。
カニ味噌チャーハン
材料:カニ味噌 大さじ1
調味料を加えるタイミングでカニ味噌も加える。濃厚な旨みがプラスされます。
あんかけカニチャーハン
とろみのある餡をかけた豪華版。別記事で詳しく紹介しています。
よくある失敗と対処法
Q. ご飯がベチャッとした
A. 原因は「ご飯の水分」か「火力不足」です。冷やご飯を使い、フライパンを十分に熱してから調理しましょう。
Q. ご飯がフライパンにくっついた
A. フライパンの温度が低かった可能性があります。油を入れる前にしっかり熱し、油も温めてから調理を始めましょう。
Q. カニの身が細かくなりすぎた
A. カニは最後に加え、混ぜすぎないようにしましょう。
まとめ
カニチャーハンをパラパラに仕上げるポイントは5つ。
- 冷やご飯を使う
- 卵を先にご飯と混ぜる
- フライパンを十分に熱する
- 一度に2人前まで
- 手早く2〜3分で仕上げる
カニの甘みと香ばしいご飯のハーモニーは、一度食べたらやみつきになります。ぜひこのレシピで、本格カニチャーハンをお楽しみください。