冬の定番ごちそうといえば、カニ鍋。カニの旨みが野菜に染み込み、最後の〆まで美味しく楽しめる人気メニューです。
しかし、「具材は何を入れればいい?」「出汁はどうする?」と悩む方も多いはず。
本記事では、カニ鍋の作り方を具材選びから〆まで完全ガイドします。
カニ鍋に必要な材料(3〜4人前)
メイン食材
- カニ(殻付き):1kg程度
- 白菜:1/2株
- 長ねぎ:2本
- 絹豆腐:1丁
- しいたけ:6個
- えのき:1袋
- 春菊:1束
- しらたき:1袋
出汁の材料(昆布だしベース)
- 水:2L
- 昆布:15cm角1枚
- 料理酒:大さじ3
- みりん:大さじ2
- 薄口醤油:大さじ2
- 塩:小さじ1
カニ鍋の出汁の種類と選び方
カニ鍋の出汁は、大きく分けて3種類あります。
1. 昆布だし(おすすめ)
カニ本来の味を楽しみたい方におすすめ。シンプルな昆布だしで、カニの甘みと旨みを最大限に引き出します。
2. 味噌ベース
コクのある味わいが好みの方に。白味噌や合わせ味噌を加えると、まろやかで深みのある味になります。北海道では「カニの鉄砲汁」として親しまれています。
3. 塩ベース(旨塩スープ)
あっさりとした味わいで、カニの風味を邪魔しないのが特徴。当店のカニ鍋セットには、この旨塩スープが付属しています。
カニ鍋におすすめの具材
カニの繊細な風味を活かすには、淡泊で味を吸いやすい具材を選ぶのがポイントです。
王道の具材5選
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具材 |
おすすめポイント |
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白菜 |
カニの出汁を吸って絶品に。芯と葉で火の通りが違うので分けて入れる |
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長ねぎ |
甘みが出て、カニとの相性抜群 |
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豆腐 |
出汁を吸って美味しい。絹豆腐がおすすめ |
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しいたけ |
旨み成分が出汁に加わり、より深い味わいに |
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春菊 |
独特の香りがアクセントに。最後に入れる |
入れない方が良い具材
- 肉類:カニの風味が負けてしまう
- ニラ・ニンニク:香りが強すぎる
- 練り物:味が濃く、出汁の味が変わる
- じゃがいも:煮崩れて出汁が濁る
カニ鍋の作り方・手順
下準備
- 冷凍カニの解凍:冷蔵庫で12〜24時間かけてゆっくり解凍
- 野菜のカット:白菜はざく切り、長ねぎは斜め切り、豆腐は食べやすい大きさに
- しいたけの飾り切り:十字に切り込みを入れると見栄えが良くなる
出汁を作る
- 鍋に水と昆布を入れ、30分以上置く
- 中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す
- 料理酒、みりん、薄口醤油、塩を加えて味を調える
具材を入れる順番
火の通りにくいものから順番に入れるのがポイントです。
- 最初:白菜の芯、長ねぎ、しらたき
- 中盤:しいたけ、えのき、豆腐
- 後半:カニ、白菜の葉
- 最後:春菊(火を止める直前)
カニの煮る時間
カニは煮すぎると身が硬くなるので注意が必要です。
- 生冷凍のカニ:3〜5分
- ボイル冷凍のカニ:1〜2分(温める程度でOK)
殻の色が鮮やかな赤色に変わり、身がふっくらしたら食べごろです。
〆のレシピ3選
カニの旨みが溶け出した出汁で作る〆は、カニ鍋の醍醐味です。
1. カニ雑炊(定番)
材料:ご飯2杯分、卵2個、塩少々、小ねぎ
- 残った出汁のアクを取る
- 水で洗ったご飯を入れる
- 溶き卵を回し入れ、半熟で火を止める
- 小ねぎを散らして完成
2. カニうどん
材料:うどん2玉、卵1個、小ねぎ
- 残った出汁にうどんを入れる
- 3〜4分煮て、溶き卵を落とす
- 小ねぎを散らして完成
3. カニラーメン
材料:中華麺2玉、塩・胡椒少々、ごま油
- 残った出汁に塩・胡椒で味を調える
- 茹でた中華麺を入れる
- ごま油を回しかけて完成
カニ鍋を美味しく作るコツ
- 出汁はシンプルに:カニの風味を活かす
- 具材は淡泊なもの:カニの味を邪魔しない
- 火の通りを考えて入れる順番を守る
- カニは煮すぎない:3〜5分が目安
- 〆まで楽しむ:旨みを余すことなく味わう
まとめ
カニ鍋は、正しい作り方を知れば誰でも美味しく作れます。
ポイントはシンプルな出汁、淡泊な具材、煮すぎないこと。最後の〆まで、カニの旨みを存分にお楽しみください。
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