新鮮なカニでしか味わえないカニ刺し。とろけるような甘みと、ぷりぷりの食感は格別です。
本記事では、カニ刺しの作り方と美味しく食べるコツを解説します。
カニ刺しに使えるカニの種類
| カニの種類 | 刺身適性 | 特徴 |
|---|---|---|
| ズワイガニ | ◎ 最適 | 甘みが強く、繊細な味わい |
| 紅ズワイガニ | ○ 良い | ジューシーで甘みがある |
| タラバガニ | △ | 水分が多く、加熱向き |
| 毛ガニ | △ | 身が細かく、茹でがおすすめ |
重要:カニ刺しには必ず「生食用」「刺身用」と表記されたカニを使用してください。加熱用のカニは生食できません。
カニ刺しの材料
- 生食用カニのポーション:200g〜300g
- 大葉:4〜5枚
- 大根のつま:適量
- わさび:適量
- 醤油:適量
正しい解凍方法
カニ刺しの美味しさは解凍方法で決まります。
おすすめ:氷水解凍
- ボウルに氷水を用意する
- カニを袋のまま氷水に入れる
- 30分〜1時間で半解凍状態に
- 中心部がやや凍っている程度がベスト
なぜ氷水?:低温でゆっくり解凍することで、ドリップ(旨み成分)の流出を最小限に抑えられます。
NGな解凍方法
- 常温解凍:急激な温度変化でドリップが大量に出る
- 電子レンジ:部分的に火が通ってしまう
- 流水解凍:水っぽくなる
カニ刺しの作り方
手順1:殻をむく
ポーション(むき身)の場合は不要ですが、殻付きの場合は以下の手順で。
- キッチンバサミで殻に切り込みを入れる
- 殻を開いて身を取り出す
- 薄皮があれば取り除く
手順2:氷水にさらす(花を咲かせる)
- ボウルに氷水を用意する
- むいたカニの身を10〜20秒氷水にさらす
- 身が花が咲くように開いたら引き上げる
- キッチンペーパーで水気を拭く
ポイント:氷水にさらすことで、身が縮まり「花」のように開きます。見た目も美しく、食感もぷりぷりに。
手順3:盛り付け
- 皿に大根のつまを敷く
- 大葉をのせる
- カニの身を美しく盛り付ける
- わさびを添えて完成
カニ刺しの食べ方
わさび醤油
定番の食べ方。わさびを醤油に溶かすのではなく、カニに直接のせて醤油につけると風味が引き立ちます。
塩
シンプルに塩だけで。カニ本来の甘みを堪能できます。
ポン酢
さっぱりとした酸味が好みの方に。
注意事項
- 生食用のカニのみ使用:加熱用は生食不可
- 解凍したらすぐに食べる:長時間放置しない
- 残ったら加熱調理:再冷凍はNG
まとめ
カニ刺しを美味しく食べるポイントは3つ。
- 生食用のカニを選ぶ
- 氷水でゆっくり解凍
- 氷水にさらして「花」を咲かせる
新鮮なカニだからこそ味わえる、とろける甘み。ぜひ最高の状態でお楽しみください。